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高機能化学繊維素材

ポリエステルやナイロン、アクリルなどの汎用の化学繊維に新しい機能を付与した付加価値素材が開発されています。同素材には、その目的に応じて次表のような素材があります。本稿では、これら新しい機能を付与した化学繊維の機能素材を紹介します。

特性    素材
水分特性 吸湿素材、吸水、吸汗、速乾素材、はっ水素材、防水素材、透湿防水素材

熱特性(保温・軽量)

遠赤外線放射素材、蓄熱保温素材、吸湿発熱素材、軽量素材

運動機能

ストレッチ素材

特殊機能

防風性、透け防止

取扱いの容易性   

形態安定加工素材、防汚素材

紫外線遮蔽素材、電磁波シールド素材

安全性

高強度素材、難燃・防炎素材、静電気帯電防止素材、導電素材

健康・衛生

抗菌防臭素材、制菌素材、防ダニ素材、防蚊素材、消臭素材、マイナスイオン素材、花粉対策素材、美容素材

環境調和

リサイクル素材、省エネシャツ、生分解素材


      

なおこれらの高機能素材は、ポリエステル、ナイロン、アクリルなど合成繊維の場合には繊維の原料の中に機能剤を混ぜてから繊維化することにより、その機能を付与することができます。この場合には、繊維中に機能剤が含まれるため洗濯を繰り返してもその効果は持続します。一方、綿や羊毛など天然繊維の場合には糸や織物の段階で機能剤を付与します。この時に繊維と直接反応する機能剤を用いる場合と、繊維との反応性が乏しい 場合には、繊維と機能剤とが強固に結合するようにバインダーと呼ばれる樹脂を用いる場合とがあります。この処理により洗濯耐久性のある機能が付与されま す。なお、合成繊維の場合でも、糸や織物の段階でこの処理により機能剤を繊維表面に付与することがあります。
紫外線遮蔽(UVカット)――>ナノ・酸化チタン
夏の海水浴などで太陽光線を過度に浴びるとひりひりと日やけ(皮膚の火傷)しますが、これは太陽光線の紫外線によるものです。紫外線を浴びる総量が多いと皮膚の劣化(しわ)、しみ、そばかす等の発生を促進します。この紫外線を有効に吸収し拡散するセラミックスをポリエステル等に練込ませた練込みタイプと、織物又は編物の仕上工程での特殊処理で高分子系の紫外線吸収剤等を使用した後加工タイプとがあります。ブラウスを始めとする婦人物、戸外で使用するゴルフ、テニス等のスポーツ衣料、日傘、帽子、更にカーテンにも利用されています。
MRSA増殖抑制 ――>銀イオンナノ・酸化チタン
MRSA(メチシリン(制菌)耐性黄色ブドウ球菌)は、メチシリンなどの抗生物質が効かないため、その感染防止策がクローズアップされております。そこで、病院用資材としてMRSAの増殖抑制効果を有する抗菌性繊維の開発が進められました。この抗菌性繊維は、抗菌効果の高い亜鉛、銀を含んだセラミックスをポリエステル、アクリルなどに練り込む方法と脂肪族イミド系薬剤、第4級アンモニウム塩などを繊維に後加工する方法等により作られ、繊維上のMRSAの増殖を抑制します。医療従事者用衣料の白衣、帽子、マスクの他、ナイトウェア、タオルなどの衣料・身の回り品、シーツ、マットなどのベット回り品、カーテン、カーペット、壁装材などのインテリア用品に商品展開されます。
消臭・抗菌防臭・たばこ消臭――>銀イオンナノ・酸化チタン
消臭(臭いを消す)、抗菌防臭(菌の増殖を押さえ、悪臭物質の発生を防ぐ)、たばこ消臭等の効果を持たせた繊維。消臭物質や抗菌剤等を繊維の原液に混入する方法、繊維に樹脂等で固着する方法、繊維に化学結合させる方法等があり、両者の複合機能をもたせたものもあります。